地域ブランド「東濃檜」を利用した、LINEindustry県産材利活用新事務所
地域ブランド「東濃檜」を利用。大断面集成材ではなく、一般流通材サイズの木材を組み合わせた新技術 『囲柱ラーメン木構造』 を採用しています。地域の木材(ヒノキ・スギ)を無理せず自然体で有効的に利用できるうえ、耐力壁が不要なため3面ガラス貼りにできました。製材120mm角を4本組んだ細径角材の集合であることから、柱の中ほどを視線が通過し、ボリューム感無く、強靭な柱を構成出来ています。
汎用木材でも鉄骨造のような建築物を実現
汎用木材でも鉄骨造のような建築物が可能という高付加価値化を生みだしました。梁幅120mm梁せい450mmとし、一般流通材利用のコンセプトを留めています。更に、水平構面の剛性確保には、地域材(スギ)から成るCLT(厚36mm)を採用しました。
建設面・廃棄面でも環境に配慮しており、LCCMをCO2の貯蔵と共に示せます。また、利用した分の木材を山へ「苗木」として還す取組みを継続的に始めています。鉄骨造並みの建築費で納まる木造ラーメンは、利用価値が公共から民間へ拡がりを期待します。
囲柱ラーメン木構造を採用いただいた先生方
意匠設計・元請け
意匠設計
イワシマ設計室